革靴製法の分類一覧

革靴製法で分類すると、以下のような分類に分けることができます。
革靴を履く側にとって、革靴選びの参考にはなりませんが、
知識として知っておいて損はありませんので、参考になさってみてください。


【 グッドイヤー・ウェルト製法 】
甲革に腰革と呼ばれる細い帯状の革を縫い付け、ソールと縫合する製法の靴です。歩行性・緩衝性に優れ、また長時間着用を続けるため通気性も優れたものが多い。
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【 マッケー製法 】
甲革とソールをマッケーミシンで直接縫い付ける製法の靴です。主にビジネスシューズなどに用いられる。
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【 サイドステッチ製法 】
甲革とソールを直接縫い付けるが、カップソールと呼ばれる縁がせり上がったソールを甲革にはめ込み、外周を縫合する製法の靴です。テニスシューズなど、スポーツシューズにこの製法が多い。
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【 ステッチダウン製法 】
甲革の縁部分を内側に巻き込まず、外側に広げ、中底・ソールに縫い付ける製法
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【 ラバー製法 】
甲革とソールを縫い付けず、糊で接着する最新の製法
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グッドイヤー・ウェルト製法

グッドイヤー・ウェルト製法とは

甲革に腰革と呼ばれる細い帯状のを縫い付けて、ソールと縫合する製法です。この際、ソールと甲革の間に中底・シャンクを封入します。
ソールと甲革が直接縫い付けられていないため(複式縫い)、ソールが磨り減った場合はオールソールと呼ばれる、底全体を新たなものに付け替える修理が可能であります。

構造的に堅牢であるため比較的重く、硬い仕上がりになります。工程も複雑なために他の製法の靴に比べて、販売価格が高めに設定されることがあります。

主にビジネスシューズなどに用いられる製法です。一般的に革靴と呼ばれるものの8割程度がこの用途であります。
歩行性・緩衝性に優れ、また長時間着用を続けるため通気性も優れたものが多いのも特徴です。米国のチャールズ・グッドイヤー2世によって確立されたことからこの名称がついています。


マッケー製法

マッケー製法とは

甲革とソールをマッケーミシンで直接縫い付ける製法です。グッドイヤー・ウェルト製法に比べ構造が単純になっており、やわらかく仕上がります。また、グッドイヤー・ウェルト製法に対して軽量化が可能で、廉価化が可能であります。

主にビジネスシューズなどに用いられる製法です。


サイドステッチ製法

サイドステッチ製法とは

甲革ソールを直接縫い付けますが、カップソールと呼ばれる縁がせり上がったソール甲革にはめ込んで、外周を縫合する製法です。縫い目が地面に直接触れないので、地面に水分があってもの内側まで水がしみこむことはほとんど無いです。しかしびしょ濡れの場合は足がぬれてしまうこともあります。

テニスシューズなど、スポーツシューズ(特定の用途に特化した靴(スパイクシューズなども含む。)にこの製法が多く使われています。かかとが無い平底になるため、シャンクは入れません。


ステッチダウン製法

ステッチダウン製法とは

甲革の縁の部分を内側に巻き込まず、外側に広げ、中底・ソールに縫い付ける製法のことです。の内側に縫い目が存在しないため、しばしば雨などにこの製法が採用されることもあります。

しかし外見上は外側に広がった甲革が美観を損ねるので、高級にはこの製法は採用されることも少ないようです。


ラバー製法

セメンテッド式やセメント式などとも呼ばれる製法ラバー製法です。
甲革ソールを縫い付けることをせず、甲革とソールを糊で接着する最新の靴の製法です。糊が改良され、非常に強力な接着力を実現することができた結果実用化された靴の製法です。

ミシンで縫い付ける工程がないので、底から水分が浸入する可能性は低く、雨にも採用されています。の大量生産に最も適していて、一般のビジネスシューズの中では最も低コストな製法といえます。また、最近ではソールに通気口を作り、さらに通気性を高めたものも出てきています。


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